【EBA海外事業】ウランバートル市での講演について

えぐちです。

今月23日にモンゴル国ウランバートル市のアンフマ副知事の依頼を受け、モンゴルにおける中小企業戦略について講演をさせていただきました。

(講演するEBA代表江口)

EBAは、モンゴルにおける中小企業診断士スクール事業を立ち上げ、今秋の開講に向けて現地パートナーと準備をしています。
テキスト翻訳、カリキュラム、講師の育成などについて、モンゴル国立法科大学やウランバートル市が運営するモンゴルイノベーションセンターなどの協力を得て進めています。

EBAがモンゴルで中小企業診断士のスクール事業を立ち上げた理由は、この国に経営リスクをマネジメントする人材を育成する機関が必要であることを知ったからです。
モンゴルでは多くの企業家が知識不足により経営リスクを適切にマネジメントできず、高金利の借入金を返済できずに倒産しており、深刻な社会問題となっています。

このような問題点の解決に役立ちたいという思いから、現地の信頼できるパートナーからの支援を得て、スクール事業の立ち上げを決意しました。そして準備を進めている際に、ウランバートル市のアンフマ副知事とご縁をいただき、今回の講演依頼となりました。

講演ではアンフマ副知事によるお話があり、現在のモンゴルの中小企業が抱える課題と、それを解決するために経営知識を習得することの必要性をお話されました。

(モンゴルの課題について語られるアンフマ副知事)

また、モンゴルで28年間国会議員を務められているルンディジャンサン議員も応援に駆けつけていただきました。
おりしもこの日、モンゴルでは中小企業対策法案が通過したばかりで、議員はこの法案成立に尽力された方です。講演では経営を学ぶことの重要性について、力強いお話を頂戴しました。

(右がルンディジャンサン国会議員、左が江口明宏)

講演では私たちのスクール事業についても話しましたが、参加した経営者からの関心は非常に高く、この国で中小企業診断士が必要とされていることを強く実感しました。

(右がルンディジャンサン国会議員、左が江口明宏)
(参加された経営者とツーショット)

翌24日にはウランバートル市が運営するモンゴルイノベーションセンターでも講演し、ここでは具体的なモンゴルの中小企業にとっての事業機会について話をさせていただきました。

(日本・モンゴルビジネス交流会)

ウランバートル市からはイノベーションセンターの企業支援を要請されており、EBAとしてこれに取り組むことに合意しています。
具体的には、スクール事業を通じた経営者育成支援だけでなく、日本企業とのオープンイノベーションを支援することでモンゴルベンチャー企業の成長をサポートして参ります。
中小企業診断士の資格をモンゴルと日本の成長発展に繋げられるように責任もって取り組んでいきます。