EBA中小企業診断士スクールです。
合格者インタビュー、TOさんの2回目をご紹介します。
前回の内容はこちら。
6.学習時・試験当日のエピソード
1年目の2次受験会場は立教大学でしたが、本番当日何が驚いたかって、机の狭さにびっくりしました。
事例4では電卓の置き場がないほど面積の小さい机でした(計算しないときは両膝の間に電卓を挟み、脚をプルプルさせながら最後の気力を振り絞り出しながら事例IVを解いたことはいまも強く記憶に残っています)。
1年目2次で敗退した原因は、この机の狭さに面食らって力を発揮できなかったからだと、いまでも本気で思っています。
そこで二年目の勉強では、再度その机に当たっても本番で対処できるよう、カフェでは敢えてテキストなどを何冊も机上に開かず、筆記用具も必要以上に取り出さず、若干身体を縮こまりながら、狭いスペースで勉強するにしていました(笑)。
努力の甲斐虚しく残念ながら、二年目の東京の受験会場から立教大学がなくなりましたが、2年目会場の東京理科大で自分の受験番号が貼ってある机が広くて長かっただけで『今年は受かったな!』とガッツポーズしました。
7.EBAスクールに通った理由
私は受験1年目では大手受験校に通いましたが、その大手受験校で同じように1次試験を突破したストレート同期たちが軒並み2次で敗退したこと、また、結局その大手受験校で2次合格を果たすための土台となる理論・解法を身につけることができなかったことを理由に、2年目は実績があって、且つ、どのような事例でもしなやかに適用することができる理論や解法が身につく、別の受験校を探していました。
そこで複数の受験校のガイダンスにも参加してみましたが、実績が極端に低かったり(協会発表の全体の合格率より低い受験もありました…)、小手先のテクニック偏重に見えたり、と12月中はなかなかしっくりくる受験校を見つけることができませんでした。
そんな中、大手受験校の同期に教えてもらったのがEBAでした。
1月になって初めてEBAのガイダンスを訪れ、江口先生や合格した受験生OBの話を伺いました。
そこで他の受験校と迷いながらも最後はEBAに決めた理由は2つ。
①理論を重視する教え方であり、TAC講師時代も含めて江口先生の評判が理論派であったこと
②H30年度2次模範解答の質・ボリュームが他の受験校のものを明らかに圧倒しており、非常に考えられて作られていることが見て取れ、理論重視の教え方の裏付けとしてとても納得感があったこと
の2つでした。
8.EBAスクールの教材について
理論マスター講義&理論チェックテスト
単に理論の羅列ではなく、紹介する理論が過去門でどのように使われていたか、設問解釈や模範解答と共に記載されていることが理論マスター講義テキストの大きな特徴だと思います。
また、直前期に改めて過去問の設問解釈だけ集中的に行ったのですが、テキストに各設問がどのレイヤーで(経営戦略/組織/人的資源管理など)、何を問われている問題か(情報整理/期待効果/助言など)が区分されていたので、そのときも大いに役立ちました。
また、過去問の設問によっては、設問解釈でどう切り分ければいいのかグレーな問題もありますが、まさにそういった悩ましいポイントをクリアにしてくれるのが理論チェックリストでした。
100字訓練配信サービス
EBAを受講する上で最大のメリットと言っても過言ではありません。
毎日欠かさずメーリングリストを通じて設問が与えられます。
与件文は基本的にありません。
その状態で、100字とは限りませんが、毎日答案を作成します。
設問が与えられた翌日に『加点要素』という模範解答のようなものも配信され、毎日これと自分の答案を比べて理論を補強することで、EBA理論が急速に脳内OSに刷り込まれると共に、毎日高速でPDCAを回すことが可能になります。
EBA推奨は手書きでの答案作成ですが、私はiPhoneのメモを使って通勤中などの隙間時間にやっていました。
手書きでの本番に近いかたちで字数感覚を研ぎ澄ませることはできませんが、メリットとしては、①気軽に取り組みやすい、②編集が簡単、③Excelへの移行・ライブラリー化が容易といった点です。
③で作ったリストを最終的にはファイナルペーパーとして本番に持ち込み、最後の最後まで100字訓練が役に立ちました。
演習適応講義テキスト
このテキストに記載されているもので最も衝撃的なのは、設問解釈のメモの見本です。
EBAの真骨頂とも言える設問解釈を具現化したメモですが、当初は80分の中でこのようなメモを作成することは到底不可能だと思っていました。
しかし、特に事例ⅠとⅢで一度集中してこのメモ作成の訓練をしてみようと開き直り、取り組んだ結果、どちらも試験開始時間から25分以内に作成することができるようになり、80分間のマネジメントや、設問ごとの切り分けが上手くなった実感がありました。
演習問題・模擬試験
江口先生はオタクです。
何オタクかと言えば、診断士2次試験過去問オタクです。
問題の傾向だけではなく、作問者である教授陣が著した本を片っ端から読破されており、頭に入っています。
その先生が作る演習問題はまさに本番さながら、むしろ本番の試験問題よりも示唆に富んでいるかもしれません。
演習や模試の問題は、本番に近づくほど難易度を増していきます。
本番までに、講義などでインプットしてきたEBA理論を網羅的にアウトプットできるように綿密に問題設計されています。
よく多年度生になると過去問をH13年度から〇周やったという方もいるようですが、EBAの演習を解き、時間を置いた後の2周目・3周目ではEBA理論の確認として設問解釈メモ作成だけやれば十分であり、より効率的だと思います。
EBA-ONEプラットフォーム
主に、EBAからのお知らせを確認したり、通学できなかった日の講義をオンラインで視聴したり、ミニ理論チェックテストで活用させて頂きました。
答案のアップロードや、添削後の返却等も含め、通学での講義以外のやり取りを極力オンライン上で完結させるところもEBAの特徴であり、Oneプラの利便性は非常に高かったです。
また、EBA-Oneプラットフォームを通じて、ミニ理論チェックテストも用意されており、これを定期的に隙間時間を使って満点を取るまで何度も何度も行うことで知らず知らずのうちにEBA理論が頭にインストールされていました。
9.EBAスクールの講義について
まずは①講義冒頭のモンゴル話と、②『とっとこハム太郎』、『結局南極』、『よろしくメカドック』などの独特の江口先生語録、に慣れるところからEBA講義での学習ステップが始まります(笑)。
これらを乗り越えた先に、EBAの真髄である理論体系を聞くことができます。
特に、経営資源に係る意識付けがこの一年のEBA講義を通じて刷り込まれたと感じています。
これは単に診断士資格取得に留まらず、今後の実務や、診断士に関係のない仕事においても役立つと予感しています。
今回はここまでです。
次回3回目は、来年度試験で合格を目指す方へのアドバイスとEBAスクールでの中小企業診断士の学習を通して感じたことをご紹介します。
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EBA中小企業診断士スクール2020年度対策無料ガイダンスのご案内
次回は下記日時で開催いたします!
事前の申込不要、参加無料ですのでお気軽にお越しください。
今年の2次筆記試験の合格者も参加してくれますので、試験までの学習方法等、気軽にご質問ください。
2020年1月11日(土)13:00~15:30
受付は12:30より開始いたします。
終了後、16:00までは講師やスタッフ、合格者の方へ受講相談やご質問をしていただけます。
場所:フクラシア東京ステーション6階
場所詳細はこちら。
内容:2020年度試験に向けたEBAスクールの対策/カリキュラムや学習方法のご案内/EBA中小企業診断士スクールの実務支援プロジェクトについて/合格者の声
終了後、自由に質問や受講相談をしていただけます。
また、テキストや演習等のサンプルも置いておりますのでご自由にご覧いただけます。
ぜひ、お越しください!
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