江口の一問解説 No.12 〜2次試験 解説編〜

EBA中小企業診断士スクール 統括講師の江口明宏です。

今回は、前回の「江口の一問解説 No.11 〜2次試験 問題編〜」を解説いたします。

解説

【解説編】
情報整理系の与件解釈を進める際は、競合他社との資源の比較をしながら進めると効率的に処理できます。以下、B社と競合する百貨店の比較です。


上記の通り、B社は百貨店がもたない資源を保有しており、この資源の発揮により競争優位を得たと解釈できます。これにより、解答例は以下の通りとなります。

【解答例】
体力的、精神的に遠方まで買い物に出かけるのが厳しい顧客に対して、歩いて通える立地の利便性により集客し、顧客の好みをよく把握している副社長が品揃えを厳選し、顧客の求める商品を提供することで差別化を図った。

いかがでしょうか?与件解釈する際にどこがポイントになるか、じっくり考えてみましょう!