合格者インタビュー第3弾でご紹介したTさんより、
EBAスクールの江口のもとへ「企業診断1月号」特集の感想が届きました。
合格者であるTさんの気づきが皆さんの参考になるかと思い、Tさんにブログでの掲載をお願いしたところ、快諾してくださったので、ご紹介します。
(以下、Tさんからの感想)
企業診断1月号、先生の特集を拝見いたしました。
1次と2次の関連性について頭では理解していたつもりでしたが、いかに自分の気付きが足りないかを自覚させられました。
具体的には、
29年事例1第4問地域ブランド→全国市場展開による資源分散の話
同じく第5問非同族企業とファミリービジネスとの対比
30年事例1第3問チーム組織と機能別組織のデメを想定するハイブリッドな難問
同じく第4問出題の主旨にもあったように社員=技術者の視点が私には欠けてました。
成果主義のデメリット解消のためのチーム評価
などなど、正直これで良く合格したなと思ってます。
私は他の合格者の方と違い、あいにく明晰な頭脳は持ち合わせていません。
よって愚直な学習によって何とか合格が出来たため、今後も学習を継続しないとすぐに診断士の資格が宝の持ち腐れになると自負してます。
今回の特集を読むことで改めてそれが実感出来ました。
(中略)
このメールを打ちながら、80分でどこまで対応できるかな?と考えてはいました。
(Tさんのメールここまで)
とのことです。
合格者の方であっても、今回の特集で解説をしたようなレベルまで考えることはなかなか難しいです。
合格者インタビューその②でもご紹介した通り
”「事例2」も得意科目でしたが、第1問の「3C分析」は初見の問題、第4問の「夜の活気」の問題は全く分からず、出来たのは4問中2問でした。”
ここでTさんは初見や分からない問題には時間をかけていません。
詳細はガイダンスでお話いただいたのですが、初見の「3C分析」はよくわからないので、対応する与件根拠を貼って5分で処理。
第4問の「夜の活気」もよくわからないので、与件根拠を短時間で処理。
そうすることで、得点が見込める第2問と第3問に、40分近い時間を確保しています。
実際にTさんは事例ⅡはEBA採点が59点でしたが
その内訳は、
第1問 15点/25点
第2問 25点/25点
第3問 16点/25点
第4問 3点/25点
となっています。
十分に戦えると判断した2問(第2問と第3問)に時間を使うことで、2問で41点も獲得しています。
EBA採点における事例Ⅱの平均点は39.2点ですので、Tさんはこの2問で全体の平均を上回っていることになります。
Tさんが「愚直な学習によって何とか合格が出来た」とおっしゃっていますがTさんの合格した理由として
「80分間で合格答案を作るタイムマネジメント」
「得点が見込める問題に時間を割くための優先順位付け」
が挙げられるのではないでしょうか。
事例Ⅱの第2問、第3問で確実に得点できていますか?
第2問で「自社情報」以外を書いている方、何が原因で書いてしまったのでしょうか?
第3問で「インターネット上」という制約、ちゃんと意識した答案になっていますか?
今読んでみると、インターネット上でなくてもできそうな助言をしていませんか?
これができていなかった方は、それぞれの問題にきちんと時間を使えましたか?
第1問や第4問に時間をかけていませんでしたか?
ぜひ振り返りの参考にしてみてください。