先日発売した「実践!合格答案作成ゼミ~平成30年度版~」先日は受講された方の感想をご紹介しましたが、本日は講座の内容について、少しご紹介していきたいと思います!!
「実践!合格答案作成ゼミ~平成30年度版~」の3つの特徴
➀111名分の再現答案と協会得点開示結果のデータに基づく分析
②80分間で実現可能な70点答案の作成方法を考察
③高得点の再現答案を5名分掲載
本日は、➀111名分の再現答案と協会得点開示結果のデータに基づく分析についてご紹介していきます。
「実践!合格答案作成ゼミ」では平成30年度2次筆記試験の再現答案データ111名分のうち、協会評価82名、得点開示56名の再現答案をもとにEBAメソッドに基づいて80分で実現可能な70点答案の作成方法を考察しています。
この講義では加点される解答の特徴だけでなく、与件解釈における段落の対応付けやその範囲などもEBAスクールの最大の強みであるデータに基づいて考察することで、実現可能な70点答案の作成手順を明らかにします。
参考までに、事例Ⅰの再現答案を使用してその特徴をご紹介します。
事例Ⅰでは5名の高得点答案(78点~83点)をもとにその共通点を明らかにしています。
上記のデータは、高得点者5名のうち3名以上が解答に使用した要素(キーワード)を集計したものです。
たとえば第1問では高得点者5名全員が以下の要素を記述しています。
高得点者に共通する要素は5問で12個ありましたが、そのうち5つが与件文の引用、7つが与件文に記述のない要素です。注目に値することは、全5問のうち2問が、与件文を一切引用しない解答である点です。
このことから、出題者は与件文の引用による解答だけでなく、理論を応用した解答を評価していることがわかります。
平成30年度試験は5問のうち3問が経営戦略の問題で、2問が経営組織の問題でした。そして5問中4問で理論を応用した解答が期待されていたことがわかります。
このことからも、2次筆記試験では1次試験で学んだ理論の応用が重視されていることがわかります。
本日ご紹介したのは1つの特徴でしたが、EBAスクールではこういったデータからの気づきを講義や演習にすぐに反映をし、合格答案作成に繋がる能力を養成しています。
ただやみくもにEBAスクールの解答例を作るために方法を講義で説明するだけではなく、データに基づいてどういった想定、処理手順、表現が適切なのかEBAスクール自身も学び、それをもとに矯正していきます。
話が少し横道にそれますが今回の「実践!合格答案作成ゼミ」での気付きも早速、2次試験対策講義(EBA合格コース、2次集中コース)の基本演習①~④に反映をしています。
例えば、基本演習④の経営分析(第1問設問2)の表現について。
先日の基本演習④を受験された方はお気づきでしょうか。
また、受講生の方からいただいた質問等から理解が不十分な可能性があるものもアレンジして演習等に出しております。
先日、受講生の方からその件で御礼のメールをいただきましたのでご紹介させていただきます。
当方の質問を演習に即時反映してくださった点に感謝、致します。
「ここのところを曖昧にしていた方がおられたので今回、あえて問題にしてみました」
事例IV基本演習Q16で、理解がさらに進みました。
本質のところが(=二次での得点力の向上に向けての)理解出来ます。
再現答案データはもちろんですが、現在受講されている方の答案や質問内容からも学習し、指導内容に反映させている点がEBAスクールの強みです。
ですので、現在EBAスクールのコースを受講されている方、なかなか質問しにくいと思うこともありますし、通信講座の方は添削スケジュールになかなか間に合わないこともあると思います。
でも、質問や添削の提出をしてくださることが、理解が深まるきっかけになるかもしれませんので気軽に質問してください。添削も提出できるようスケジュール調整をしてみてください。
本日はここまで。
次回は②80分間で実現可能な70点答案の作成方法を考察ということで
1次理論の応用について、それが70点答案の作成にどう関係してくるのかということをご紹介します。