えぐちです。
2次筆記試験まで半年を切りました。
日々の受験対策、何をしていますか?
「勉強してる感」を感じられる事例Ⅳに偏ったりしていませんよね。
今日は、2次筆記試験とデータの話をしたいと思います。
EBAは再現答案(100名以上)やその協会評価(80名以上)および得点開示結果(毎年50名以上)、過去問、出題の趣旨、1次試験問題、試験委員書籍などのデータ分析を最重視して対策を講じています。
その狙いは
「本来求められる解答から80分で書ける解答を導く」
ことにあります。
2次試験では模範解答が公表されませんが、過去問や出題の趣旨、試験委員の書籍や1次試験を分析することで「期待されている解答」を作成することが可能です。
しかし、これは80分という制約のもとで作成可能な解答ではありません。
例えば、昨年度の試験で出題された事例Ⅰの「チーム理論」などは初見の問題であり、チーム理論を応用した解答を作成できた人はごく僅かでした。
初見問題でなくても、昨年度の事例Ⅱの第4問(夜の活気問題)のように、対応が困難な問題では、相当な時間を掛けても出題者が期待する解答を導出できない問題もあります。
EBAは、本試験実施後、分析会までの期間に1次試験問題、試験委員書籍、過去問を使用して期待される解答を作成したうえで、各設問の難易度を評価します。そして再現答案を採点し、事前に評価した難易度の検証を行います。
更に試験結果発表後、再現答案の協会評価と出題の趣旨により、期待されている解答の精度をチェックし、必要がある場合は解答の修正をします。
その後、得点開示結果のデータも使用して、「高得点者が80分で書ける解答」を明らかにします。
この検証作業はえぐちがTAC講師時代から行っていましたが、80分で書ける答案は非常にシンプルで、また表現は明快であり複雑な理論の解釈などは不要です。
これは日々の努力で作成可能な答案です。
そして、高得点者がこのような解答を作成できた要因は、①設問の解釈、②概要の把握、③与件の解釈の各工程において、正しい理論のインプットとアウトプットができており、そのうえで妥当な難易度の評価をしたうえで適切な優先順位付けをしたうえで処理できたことにあります。
再現答案の高得点データは目指すべき解答として有益かつ重要な「結果」です。
そして、より重要なことは、その「結果」を得るための原因・過程を明らかにすることと、それを実践するための手段(メソッド)を明確にすることです。
EBAではこのブラックボックスを透明にすることを目的に、上述の分析を毎年継続しています。
データにこだわるEBAの対策に興味がある方は、こちらのオプション講座を試してみてください。
事例Ⅰを見るだけでも十分納得できると思います。
やるべきことが明確になれば、やる気も結果も自然と湧いてきます。
EBAオプション講座を受講して連休疲れをぶっ飛ばしましょう。