えぐちです。
先ほどモンゴルから帰国しました。
モンゴルの気温はマイナス29度で冬本番です。
さすがのモンゴルでも風邪が流行っているそうです。
今回は、モンゴル国商工会議所で女性経営者向けのセミナー講師をしてきました。
EBAは昨年11月にモンゴル国商工会議所とMOUを締結しましたが、今回はこの契約に基づくセミナーでした。
モンゴル国商工会議所が外国人講師と契約したのは初めてだそうで、今回はその記念すべき1回目の講義となりました。
参加した経営者の業種は革製品メーカー、サージ(チャチャルガン)メーカー、幼児向け教育サービス業、鉱山資材商社などさまざまな業種の経営者が参加されました。
参加者の中には海外でマスターを取得した経営者もおり、マーケティング理論を理解している方のより実務的な質問などもあり、非常に刺激的でした。
セミナーでは中小企業経営の実務と理論をテーマにして、実際の中小企業経営者の取り組みを理論に基づいて講演しました。
会社経営の軸となる経営理念と各戦略との関係や、中小企業戦略として必須となる資源展開など、中小企業診断士で学習する理論を具体例と共に解説しました。
理論の説明は実施する際のイメージがわきにくいというデメリットがあり、事例には理論による整理がしにくいというデメリットがそれぞれあります。
両者を結合させて講義することで、成功事例を理論という応用可能な情報に整理できます。
事例問題を解いているような感覚ですね。
セミナーの参加者からは、
「価値を売るという考え方がとてもよかった。今日から社員に共有します」
「リピートを獲得することを難しく考えすぎていた。さっそく実践したい」
など、さまざまなフィードバックをいただきました。
私がセミナーで話したことはすべて中小企業診断士の学習で得たものです。
そこで得た知識・理論を共有するだけで、経営者の方を動機づけることができます。
この資格は経営者を動機づけることができる価値ある資格です。
その価値を理解し、期待し、そして価値を自分のものとして活かせるように、毎日の学習を現場の実地に活かしてみてください。
はじめはうまくいきませんが、繰り返し試してみることで、少しずつうまく引き出せるようになります。