えぐちです。
先月下旬あたりから再現答案の得点開示結果が返ってきています。
EBAにも再現答案を提出してくださった方からの協会評価が届いています。
ありがとうございます。
EBAでは各設問の配点は独自の採点基準を採用していますが、EBAではこれを「素点」と呼んでいます。
素点と協会評価の得点は事例によりますが、2割程度の乖離があります。
えぐちは平成22年に再現答案の採点を開始した時からこの採点方式を採用しているため、データの一貫性の観点で同様の方式を継続しています。
このため、EBAでは素点をもとにEBA評価(A~D評価)を付けてお返ししています。
令和元年度のEBA採点の評価基準は下表のとおりです。
えぐちはだいたい素点40点をA評価の目安にしています。
40点をベースとして、その年度の各事例の相対的な難易度や、過去のA~D評価分布などを参考に、その年度のA評価の素点を決めます。
この作業が最も難しいです。
令和元年度は事例Ⅳが易化したためA評価は63点以上としました(相対的に難易度の高かった平成30年度ではA評価は素点45点でしたので、18点も引き上げています)。
参考までに、EBA評価シートをいくつか紹介します。
素点とEBA評価の関係が書かれています。
この再現答案の場合、点数(EBA採点による素点)とEBA評価は下記の通りです。
事例Ⅰ 61点 A評価
事例Ⅱ 46点 A評価
事例Ⅲ 58点 A評価
事例Ⅳ 81点 A評価
事例Ⅱ、事例Ⅲは60点を下回っていますが、EBA評価はA評価となります。
この再現答案の場合、点数(EBA採点による素点)とEBA評価は下記の通りです。
事例Ⅰ 19点 D評価
事例Ⅱ 39点 B評価
事例Ⅲ 28点 C評価
事例Ⅳ 69点 A評価
この採点方式による協会評価との関係はこちらのブログを参考にしてください。
事例Ⅰ
事例Ⅱ
事例Ⅲ
事例Ⅳ
以下は、EBA平均点と協会評価の関係をまとめたものです。
あくまでも平均点ですが、事例Ⅰ及びⅡでは40点前後で、事例Ⅲは50点弱でA評価になっていることが確認できると思います。
また事例ⅣはA評価者の平均点が65点でしたので、ほぼ想定通りでした。
このような分析ができるのは、再現答案の提出や得点開示結果の共有に協力してくださる受験生の存在があるからだと思います。
ご協力に心から感謝致します。
ブログを通じて可能な限り情報を共有していきたいと思います。
***
EBA中小企業診断士スクールのブログの更新通知を受け取るにはこちらから登録をしてください。
無料体験受講受付中!
EBA中小企業診断士スクールの1次・2次試験対策の初回講義をお見せします。
ご希望の方は下記ページより詳細をご確認ください。