【江口より】令和元年の試験委員とおすすめの1冊

えぐちです。
4月22日に令和元年試験の試験委員が公表されました

基本委員:変更なし
出題委員:7名変更(1名減少)

出題委員の変更は1次試験問題への影響が多いのですが、2次筆記試験にも影響します。
昨年度は出題委員の木内正光氏の著書から事例Ⅲでマン・マシン・チャートが出題されました(EBAでは直前期の演習問題で出題しています)。

変更後の新たな試験委員の今年の試験問題への影響として、以下が想定されます(敬称略)。

加藤俊彦→経営戦略論、経営組織論
江夏幾多郎→人的資源管理(事例Ⅰ)
澁谷覚→マーケティング(事例Ⅱ:ブランド、クチコミ)

ちなみに澁谷氏は基本委員の大滝精一氏と同じ東北大学大学院経済学研究科の教授です。

伊呂原隆→経営情報システム(Excel活用)
堀内正博→経営情報システム(BPO、内部統制、経営情報管理、ERP)

加藤氏の著書はがっちり理論寄りの本が多く1次試験への影響が強いと思います。
江夏氏は人的資源関係の著書が多いですが、事例Ⅰの人事施策にも関与しそうです。
澁谷氏はマーケティングの著書が多いですが、1次色が強いといった印象でした。
EBAは試験委員の著書は全巻揃えています。
今回の改編では26冊を購入し、今年の1次試験対策に活用します。


直前期の答練や模擬試験で予想問題として出題します。

試験委員対策は国家試験の基本とも言えますが、診断士試験においてもこの対策は必須です。

特に2次試験対策において試験委員対策は、出題の趣旨を捉えた解答を作成するために非常に役に立ちます。
最後に試験委員の著書から、おすすめの本を紹介します。GWに1冊読んでみてはいかがでしょうか。
  • 「人事管理 人と企業、ともに生きるために」江夏幾多郎(有斐閣)
  • 「はじめてのマーケティング」澁谷覚 久保田進彦 須永努(有斐閣)
  • 「競争戦略論第2版」青島矢一 加藤俊彦(東洋経済新聞社)